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世羅だより(第一回)

令和6年10月3日

今月より、世羅在住の中島秀也さん(同級生)より、美しい自然・植物・生き物などの写真とともに、世羅の情報を提供して頂くことになりました。
「世羅だより」として、今後定期的にHPに掲載してまいりますので、会員の皆様には故郷 世羅に思いを馳せながら、見て楽しんで頂ければと思います。
                                  事務局:岡田

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世羅台地は1600万年前は浅い海の底でした。今は標高350m~450mのなだらかな隆起準平原です。長い歴史を経ていろいろな植物が私たちを楽しませてくれます。

今回は、「せら夢公園自然観察園」で見ることができる植物を中心に紹介します。

ミカワシオガマ(三河塩竈、絶滅危惧種IA)は、東海地方にしかない植物と思われていましたが、1987年に故 実光紀之先生が世羅町の湿原で発見されました。それも一か所の湿原だけ(非公開)です。なんとも不思議な存在です。みなさんに見て貰おうと許可を得て、種子から育てたものを自然観察園に植栽しています。
イヌセンブリ(犬千振、準絶滅危惧種)は、湿地や溜池のほとりで見られます。センブリほど苦くなく役に立たないセンブリという意味で名付けられました。植物名の頭についている「イヌ」は役に立たないという失礼な名前です。花をよく見ると縮れた毛がたくさん生えたかわいい花です。
スイラン(水蘭)は、ランと名がついていますが、キク科の植物です。葉が細長くラン科の植物を思わせ水のあるところ(湿地)に咲いているところから名付けられました。この花が咲くと湿地の花の季節が終わりを告げます。

次回(11月)は、木の実を紹介します。
世羅高校 1974 (S49)年卒業 中島秀也

PS)「せら夢公園」のHPのURL:
      せら夢公園自然観察園公式ホームページ(serawinery.jp)

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